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宇宙ステーション交信成功

浦安の富岡小児童

写真:写真説明
国際宇宙ステーションの飛行士と交信する児童ら
 浦安市立富岡小の児童が24日、国際宇宙ステーションの宇宙飛行士と無線交信を楽しんだ。

 米航空宇宙局(NASA)の教育プロジェクト「スクールコンタクト」の一環。約400キロ上空を周回中の宇宙ステーションとの無線交信を通じて、子供たちに宇宙への夢を広げてもらうのが目的で、県内での実施は同小が初めて。同小の父親組織「お父さんの会」のメンバーで2級アマチュア無線の資格を持つ矢口仁志さん(48)が参加を提案して実現した。

 児童36人で今年6月に「国際宇宙ステーションクラブ」を作って準備した。交信担当の16人は夏休みに、オーストラリアからの英語補助教員に英会話の特訓を受けた。また、「お父さんの会」の会員や矢口さんの無線仲間が、校舎屋上に高さ約5メートルの交信用アンテナを立てた。

 交信は午後8時40分ごろに始まり、5年生の吉本昂平(こうへい)君が「重力があるのとないのとでは、どちらが好きですか」と質問。米人飛行士のウィリアム・マッカーサーさんは「無重力の方が過ごしやすい」と答えた。

 続いて「宇宙から見える船や建物がありますか」「一番楽しいことは」などの質問が出ると、マッカーサーさんは「肉眼では見えないので、高精度のカメラを使います」「プカプカ浮かんで地球をながめること」と丁寧に答えていた。

2005年10月25日  読売新聞)
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