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3月27日

国際宇宙ステーション 入間の中学校が直接交信


国際宇宙ステーションと無線交信する生徒たち(26日午後6時50分、入間市立東金子中で)
 「宇宙から初めて地球を見て、どう感じましたか」「なんて青い惑星。生きているんだなあ、地球は」

 入間市立東金子中(村松令勝校長)で二十六日夕、生徒たちが、地球の上空約四百キロを九十分で一周している国際宇宙ステーションと直接交信した。アマチュア無線による国際宇宙ステーションとの交信は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の学校交流事業の一環。入間市児童センター無線クラブが一昨年十一月に初めて行って以来、日本では四例目(中学校では初)という。

 この日の交信は、ステーションが日本上空を通過する午後六時四十六分から約十分間。生徒会役員など一―三年の男女生徒十七人が一人ずつ英語で質問、ステーション側は、現在乗り組んでいる三人の飛行士のうちケン・バワーソックス船長(米海軍大佐)が答えた。

 ステーション運用上の都合によるキャンセルや電波障害などが心配されたが、用意していた二十の質問に全部応答があり、見守っていた保護者らからも歓声が上がった。

 「休憩時間の過ごし方は」との質問には「自由時間はあまりないんです」。「北極のオーロラはどう見えますか」と聞かれて「空の雲の中で輝く。どんな自然現象より美しい」。船長は、簡潔ながらも丁寧に答えていた。

 最後に質問した二年生の高山玲さん(14)は「私まで回らないかもしれないと思っていたので、答えてもらってうれしかった」と感激の表情だった。


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