FAQ(よくある質問)

このWebページについて

  • 音声、ビデオが再生できないのですが。

  • 一般的質問

  • ARISSスクールコンタクトて、何ですか。

  • 宇宙飛行士の写真が欲しいのですが、どこで手に入りますか。

  • 申請について

  • 申し込みは、どうすればよいのですか。

  • 申し込みに、費用はいるのですか。

  • JARL等からの補助金や支援は、あるのでしようか。

  • どんな組織なら申し込めるのですか。

  • 大学でも申請できますか。

  • 申請書が英語なのですが、日本語では駄目なのですか。

  • ASSISTING LOCAL AMATEUR RADIO CLUBて、何ですか。

  • アマチュア無線の資格について

  • 交信には、アマチュア無線の資格が要るのですか。

  • 交信について

  • 衛星通信の経験がないのですが、大丈夫でしようか。

  • 交信には、どの周波数とどの変調モードを使用するのですか。

  • 国際宇宙ステーションの信号は、どのようにしたら受信できますか。

  • 国際宇宙ステーションの通過時間は、どのようにしたら分かりますか。

  • 機材について

  • 交信に必要な機材は、何ですか。

  • ドップラーシフトは、あるのですか。

  • 国内で交信実績のある無線機は、何ですか。

  • アンテナの自動追尾は、必要ですか。

  • クロス八木アンテナて、何ですか。

  • アンテナの自動追尾に必要な軌道要素の情報は、どこで手に入りますか。

  • アンテナの自動追尾のための、ソフトにはどんなものがありますか。

  • ローテーターのインターフェースには、どんなものがありますか。

  • アンテナ設置場所の西側(東側)に、障害物ありますが大丈夫でしようか。

  • 国際宇宙ステーションの設備

  • 国際宇宙ステーションは、どんな無線機を使用しているのですか。

  • 国際宇宙ステーションは、どんなアンテナを使用しているのですか。

  • 交信時について

  • 何語で話をするのですか。

  • 宇宙飛行士の勤務時間は、何時から何時までですか。

  • 申請時に、交信日や交信時刻を指定できますか。

  • 申請から、実施までどのくらいかかりますか。

  • 交信日時の決定は、いつ頃されますか。

  • 交信時間は、どの程度ですか。また、何問質問できますか。

  • これまでに交信が、うまくできなかったことはあるのですか。

  • 交信当日の報道関係者への注意ですが、何かありますか。

  • 交信時の無線機の設定で、何か注意することはありますか。

  • 交信時のアンテナとローテーターの設定で、何か注意することはありますか。

  • 交信中、交信に関して注意することがありますか。

  • 交信中、会場への音声の拡声で注意することがありますか。

  • 交信中の音声の録音、写真の撮影、映像の録画について。

  • 電源容量、電源系統で何か注意することはありますか。

  • 交信後の報告

  • 交信終了後、何かすることがありますか。

  • 交信終了後の運用委員への報告は、何を報告するのですか。

  • 交信終了後のNASAへの報告は、何を報告するのですか。

  • 交信終了後、写真、音声、映像の提供について。

  • K-12て、何ですか。

  • SWL、QSLカードについて。

  • スクールコンタクトの交信を受信したのですが、SWLカードは貰えるのでしようか。

  • 国際宇宙ステーションと交信もしくは信号を受信したのですが、QSLカードもしくはSWLカードは貰えるのでしようか。

  • 臨時局で、記念QSLカードの発行ができますか。

  • 臨時局との交信のQSLカードは貰えるのでしようか。

  • 臨時局のQSLカードをJARLで転送できますか。

  • JARLでの転送手続きは、どのようにするのですか。

  • メーリングリストについて

  • スクールコンタクトに関するメーリングリストはあるのですか。




  • 音声、ビデオが再生できないのですが。

  • Get Windows Media Player Get RealOne Player Windows Media Fileには、Windows Media Playerが、RealVideo、Real Media Fileには、RealOne Playerが必要です。 必要なPlayerのロゴをクリックしダウンロード後、インストールして再生して下さい。


  • ARISSスクールコンタクトて、何ですか。

  • アマチュア無線を使用して、国際宇宙ステーションに滞在しているアマチュア無線の資格を 持っている宇宙飛行士とこどもたちが時間を決めて交信を行うプロジェクトです。このプロ ジェクトは、NASA(米国航空宇宙局)の教育プログラムの一環として行われており、全 てボランティアで運営されています。



  • 宇宙飛行士の写真が欲しいのですが、どこで手に入りますか。

  • NASAのWebページの「Galleries」->「Image Galleries」->「NASA Image Library」(NASA Images)もしくは「Galleries」->「Image Galleries」->「Mission Galleries」(International Space Station)から入手できます。 これらの写真は、商用目的でなければ自由に使用できます。出典は明示してください。詳細はhttp://www.nasa.gov/audience/formedia/features/MP_Photo_Guidelines.html に書かれていますので一読ください。なお、ARISSスクールコンタクトに関する書籍等を販売される場合、これらのイメージを使用される場合は、商用目的に該当しますので、上記の記述に従って許可を取って下さい。

    またJAXAのWebページのデジタルアーカイブにあるイメージを使用される場合は、https://jda.jaxa.jp/service.phpにしたがって許可を得てください。(ARISSスクールコンタクトで使用される場合も許可が必要です。)

  • 申し込みは、どうすればよいのですか。

  • 申込用紙のファイルが、 このWebページからダウンロードできます。また、同じ場所に、記入のための手引きも おいてありますので、参考にしながら記入してください。記入が終わりましたら、 ariss@jarl.or.jp宛に送ってください。


  • 申し込みに、費用はいるのですか。

  • ARISSスクールコンタクトは、全てボランティアで運営されています。ですので、基本的には 費用は発生しません。


  • JARL等からの補助金や支援は、あるのでしようか。

  • 毎年のJARLの事業計画には「国際宇宙ステーションと青少年の交信をめざすARISS プロジェクトを推進す るために必要な援助を行うほか、...」となっていますが残念ながら、現時点ではJARLからの補助金は、 ありません。各種団体が行っている助成に応募する方法も考えられますが、実施時期が直前でないと決ま らないこともあり、事業年度内に終わらない可能性もあり難しいと思われます。また、JARLからの各種支 援(技術的支援等)は、ありませんので全て自前で行ってください。 これまでに実施された組織の中には、JARLの支援が得られると勘違いされている方も居られま したので注意してください。 ただし、記念QSLカードの発行に関しては、JARLの開設する記念局や特別局と同様な 取り扱いをしてもらえるようになりました。「臨時局のQSLカードをJARLで転送できますか。」を参照して下さい。


  • どんな組織なら申し込めるのですか。

  • 申請書の書式は、学校を対象としていますが、学校でなくても児童館、科学館でも申請できます。 また、このために特別にグループを作って申請することも可能です。


  • 大学でも申請できますか。

  • 小中学校に限らず、高等学校や大学、専門学校でも申請出来ます。


  • 申請書が英語なのですが、日本語では駄目なのですか。

  • 皆さんから申請された申込書を、世界各地のARISS学校選定委員会がチェックします。 このため日本語ではなく、英語で記入して頂きます。記入方法については、 申請書等各種資料の手引きを、 参照して下さい。


  • ASSISTING LOCAL AMATEUR RADIO CLUBて、何ですか。

  • スクールコンタクトに関して、アンテナの設営、当日の運用等のお手伝いをする無線クラブの ことです。自前で無線クラブを持っていて、アンテナの設営や当日の運用ができるのであれば れば、そのクラブでかまいません。通常は、近くの無線クラブに、お手伝いをお願いすること になります。申請書には、・ア・フクラブの情報を記入します。近くにお手伝いをお願いすること ができるクラブ局が無い場合は、安田まで ご相談下さい。各地のJAMSATのメンバーがお手伝いします。


  • 交信には、アマチュア無線の資格が要るのですか。

  • 通常は、アマチュア無線の資格を持ったメンバーによる交信となります。但し2023年3月22日の 電波法施行規則等の改正及び関係告示に伴い、ARISSの為の臨時局制度はなくなりました。代わりに 体験運用制度を使用して交信することになります。これは既存の局を使用してその局の免許人が、 無資格の人の交信をさせる制度です。但し、ARISSとしては、交信が安定して出来ることを加味して 145MHz帯で50Wの送信が出来ることを条件にしています。このため、3アマ以上の資格が必要です。 (局免としては、145MHz帯で50Wでの運用が認められていることが必要です。)


  • 衛星通信の経験がないのですが、大丈夫でしようか。

  • 大丈夫です。ARISSスクールコンタクトの運用委員会は、これまでに全世界で約170校の交信を 行ってきています。この間に各種のノウハウを蓄積しています。運用委員会が細部に渡って サポートしますので安心して下さい。


  • 交信には、どの周波数とどの変調モードを使用するのですか。

  • 144MHz帯のFM変調です。また、送信と受信では、違った周波数が使用されます。 ちなみに、スクールコンタクトに使用される国際宇宙ステーションからの信号は、 145.80MHzで送信されます。地上からの送信周波数は、非公開です。


  • 国際宇宙ステーションの信号は、どのようにしたら受信できますか。

  • 144MHz帯のFMが受信できるハンディトランシーバーがあれば、特別なアンテナを付けなくても、 十分聞くことができます。上空を通過中であれば、国際宇宙ステーションの方向に障害物が 無ければ、59もしくはそれ以上の強さで受信できます。ビルの屋上や、周りに障害物のな い屋外に出れば、大丈夫です。145.80MHzに周波数を合わせて聞いてみてください。


  • 国際宇宙ステーションの通過時間は、どのようにしたら分・ゥり・ワすか。

  • JAXAの国際宇宙ステーション、スペー スシャトルを見ようJAMSAT の日本各地の衛星通過時刻の予報で確認できます。国際宇宙ステーションは、シャト ルやソユーズ、プログ レス(無人貨物船)がドッキングするときは、高度を下げ、離れる直前にシャトルやソユーズ、 プログレスの推力を使用して高度を上げます。また、通常でも静止衛星のように、同じ高度を 維持するように軌道を維持しているのでなく、自然落下で高度が下がってきたら、必要に応じ て国際宇宙ステーションの推力を使用して高度を上げます。このため、2ヵ月以上先の軌道を 予測しても、かなりずれますので、注意して下さい。NASAから、2週間先までの予定軌道は、 定期的に公開されていますが、この期間より先の軌道は、現在の軌道情報での予測ですので注意 してください。


  • 交信に必要な機材は、何ですか。

  • 144MHzの50Wの出力があるFMトランシーバーとパーソナルコンピュータで自動追尾ができる 12エレメント以上のクロス八木アンテナが必要です。申請書には、75W以上となってい ますが、50Wあれば大丈夫です。また、トランシーバーは、送受信で別々の周波数で運用 できる(スプリット運用)ことが、必要です。


  • ドップラーシフトは、あるのですか。

  • あります。国際宇宙ステーションのリグは、昨年末(2003年末)からエリクソン社製の5Wの ハンディートランシーバーに代わってKENWOODのTM-D700のトランシーバーが使用さ れています。このリグは、144MHz帯では、最大20Wの出力が出ますが、10Wで使用し ています。また、このリグ側でドップラー補正はできませんので、できれば、地上 から送信する場合、ドップラーシフトを見込んだ周波数で送信し、また受信時には、 ドップラーシフトを補正してください。もし補正ができない場合は、補正をしなく ても大丈夫です。補正量は最大±3KHzです。


  • 国内で交信実績のある無線機は、何・ナすか。

  • 国内のスクールコンタクトで実績のある無線機は、バーテックスタンダード(八重洲無線) のFT-847S、FT-847そしてアイコムのIC-910Dです。これ以外の無線機でも、144MHz帯の FMでスプリット運用ができ、空中線出力50W、送受信別々の周波数で1KHz以下の単位で 設定でき、それらの周波数が記憶できるかメモリーが10個程度あるか、外部からPCで周波 数が制御できる無線機であれば問題ありません。なお、一部で出力が100W以上必要という情 報もありますが、アンテナの制御が正確に行えれば、50Wで大丈夫です。


  • アンテナの自動追尾は、必要ですか。

  • 受信だけであれば、国際宇宙ステーションの方向に障害物がなければ、ハンディ機に付属し ていますホイップアンテナで十分受信できますが、国際宇宙ステーション側のアンテナは、 現在の所1/4波長のホイップアンテナが船外に取り付けられているだけです。このため、 地上からの信号を確実に送るため、多素子のクロス八木アンテナを国際宇宙ステーション に正確に向ける必要があります。このために、自動追尾が必要です。


  • クロス八木アンテナて、何ですか。


  • 国際宇宙ステーションは、地球の上空約400Kmを周回しています。この関係で、電波の 偏波面がゆっくりですが回転します。この回転する偏波面の電波を確実に捉えるために、 通常2本の八木アンテナの各エレメントを90度ずらして重ねたアンテナを使用します。 丁度各エレメントがクロスしていますので、クロス八木アンテナと呼びます。写真の左側 が145MHz帯のクロス八木アンテナ、右側が430MHz帯のクロス八木アンテナです。国際 宇宙ステーションとの交信には、145MHz帯のクロス八木アンテナを使用します。(写真を クリックして下さい。大きな写真が見られます。)



  • アンテナの自動追尾に必要な軌道要素の情報は、どこで手に入りますか。

  • アンテナの自動追尾に必要な情報は、交信直前に Dr. T.S. KelsoのサイトからNORADの 情報を入手して下さい。 このサイトは、日に2・更新されていますので、交信直前に確認して下さい。 このWebページからも入れますので、利用してください。
    なお、上記サイトからのNORADの軌道要素の提供は、2007年3月31日まで延長なりました。 これ以後の提供に関しては、延長が認められるかどうかは不明です。なお、上記サイト以外からの軌道要素の 提供は、Space Trackから行われていますが、 登録制です。詳細は、Space Trackを見てください。


  • アンテナの自動追尾のための、ソフトにはどんなものがありますか。

  • 国産ではCALSAT32、海外ではWiSP、WinOrbit等のソフトがあります。ローテーター制御用のイ ンターフェースを作れば、これらのソフトでアンテナの自動追尾ができます。


  • ローテーターのインターフェースには、どんなものがありますか。

  • Kansas City Tracker/TunerTrakBoxSTARSPICNICを使用した インターフェースがあります。


  • アンテナ設置場所の西側(東側)に、障害物ありますが大丈夫でしようか。

  • 日本の場合、地域によって多少の差はありますが、国際宇宙ステーションは、南西から出て北東に 沈むか、北西から出て南東に沈むパスで上空を通過します。ですので、北東(45度)、南東( 135度)、南西(225度)、北西(315度)方向の±10度に障害物が無ければ大丈夫で す。また、障害物がある場合でも、仰角が大きくなければ多少交信時間が短くなりますが、大丈夫 です。


  • 国際宇宙ステーションは、・ヌんな・ウ線機を使用しているのですか。


  • これまで国際宇宙ステーションとの交信には、国際宇宙ステーションに設置されています エリクソン社製の145MHz帯の出力5Wのハンディトランシーバーが使用されてきましたが、 第10次クルーからスクールコンタクトには、2003年8月28日に打ち上げられたプログレスロ ケットで運ばれましたケンウッド社製のTM-D700が使用されています。

    TM-D700では、クロスバンド(430MHzでアップリンクし、145MHzでダウンリンクします)での 運用や、SSTV、APRS(Automatic Position Reporting System)等の運用が行われる予定です。 このリグは、144MHz帯では最大20Wの出力が出ますが、10Wで運用されています。またFT-100も近々設置される予定です。設置されますとVHFの運用だけでなく、HFでの運用も行われます。



  • 国際宇宙ステーションは、どんなアンテナを使用しているのですか


  • 国際宇宙ステーションに設置されているアンテナは、1/4波長のグランドプレーンアンテナです。 このアンテナとは別に、4つの新しいアンテナ(HFアンテナも含まれています。)も既に設置 されています。(写真をクリックして下さい。アンテナ部分の拡大写真が見られます。)



  • 何語で話をするのですか。

  • 現在、国際宇宙ステーションにはアメリカ人の宇宙飛行士とロシア人の宇宙飛行士が暮らして います。このため、英語で話をします。将来、日本人の宇宙飛行士が暮らすようになりますと、 日本語で話が出来るようになりますが、現在のところ、日本人の宇宙飛行士が暮らすのは、 2006年より先の予定です。それまでは、英語で話をすることになりますが、こちらからの 質問に宇宙飛行士から答えてもらいますが、宇宙飛行士から質問を受けることはありませんの で、質問を何度も練習して、うまく発音できるようになれば大丈夫です。宇宙飛行士の答えは、 テープ・ノ録音して後でゆっくり聞き返しましょう。


  • 宇宙飛行士の勤務時間は、何時から何時までですか。

  • UTC(GMT)で、午前8時から午後7時までです。日本時間・ナは、午後5時から翌朝午前4時 までです。ただし、彼らは、UTCで午前7時から午後9時まで(日本時間で、午後4時から 翌朝午前6時まで)は起きています。スクールコ ンタクトは、この勤務時間内で、他の業務に支障のない時で、交信予定の学校の上空を通過 するとき行われます。


  • 申請時に、交信日や交信時刻を指定できますか。

  • 希望は、書けますが、指定はできません。交信は、宇宙飛行士の勤務時間中に行われます。 国際宇宙ステーションは、各種の実験をしながら、約400Km上空を約90分で地球を 1週しながら回っています。静止衛星のように常に同じ軌道を飛ぶように制御はしていま せん。実験の種類や、太陽からのフィレアーを避けるために軌道を変更したり、またシャ トルや、ソユーズ、プログレスのドッキング時にあわせて変更します。ですので、希望し た日時に上空を飛んでいるという保証はありませんので、何かのイベントにあわせて計画 する場合は、注意が必要です。


  • 申請から、実施までどのくらいかかりますか。

  • 現時点(2005年10月18日)では、世界中で約50校の申し込みがあります。また、現在の交信 ペースは、平均すると週に0.6校のペースですので、計算上は1年程度待たされることになり ますが、第12次クルーでは週2校のペースで交信することを計画しています。このため、 比較的早く実施できると思われますが、一応申し込みから概ね1年ほど先になる考えてくだ さい。


  • 交信日時の決定は、いつ頃されますか。

  • おおむね、1ヶ月から2ヶ月前に、おおよそどの週に行うかのスケジュールが決まります。 この時点で、第一候補と第二候補、場合によっては第三候補の交信時間が提示されます。 その後、最終的にどの候補日で交信すのかが決定されるのは、2週間から1週間前です。 また仮に、この予定が決まりましても、直前に他の候補日への変更は、日常的に行われま すのでスケジュール管理には注意が必要です。


  • ・信時間は、どの程度ですか。また、何問質問できますか。

  • 概ね10分です。この間に、こどもたちが宇宙飛行士に質問するのですが、少ないときで 6問、多いときで28問(国内では、9問から20問)です。質問できないこどもができな い様にするため、質問者は10名程度、質問は20問程度用意します。


  • これまでに交信が、うまくできなかったことはあるのですか。

  • あります。これまでで地上側の不具合で、できなかったことは1回だけあります。国際宇 宙ステーション側の作業の都合で、交信時間が割けなくてできなかったことはあります。 このような 場合は、別の日を再度割り当て、交信が行われています。これにより、一度スケジュールに 上がった学校等が交信できなかったことはありません。


  • 交信当日の報道関係者への注意ですが、何かありますか。

  • 報道関係者へは、交信に使用している周波数(特に地上から送信している周波数)が 分かるような写真、文面を公表しないように周知徹底して下さい。公表までに時間の ある場合(雑誌等の記事の場合)、できる限り安田まで原稿を見せて頂くようお願いします。


  • 交信時の無線機の設定で、何か注意することはありますか。

  • 現在、国際宇宙ステーションに設置されている無線機(「国際宇宙ステーションに設備」の 項目を参照)は、KENWOODのモービル機のTM-D700です。このため、地上側の無線機の設定は、 通常のFMで交信を行って下さい。スーパーナローモード等の特殊な設定で交信を行わない で下さい。


  • 交信時のアンテナとローテーターの設定で、何か注意することはありますか。

  • ローテーターの始点の方向によっては、交際宇宙ステーションが天頂付近を通過する際、 国際宇宙ステーションを追尾するため、逆回りで360度回転することがあります。この ような回転をしますと、アンテナのビームから国際宇宙ステーションがはずれ、交信が 途絶えてしまいます。このようなことがないように、ローテーターの始点を、国際宇宙ステー ションの天頂付近での通過方向(南側か北側かの別)とは、逆の位置(フリップモードが 設定できる場合は・A除きます。)に設定して下さい。


  • 交信中、交信に関して注意することがありますか。

  • 国際宇宙ステーションが最大仰角を少しすぎた時点で、交・Mが15秒ほど途絶えることが あります。途絶える事が無くても、複数回聞き返されることがあります。 これは、地上のアンテナと国際宇宙ステーションのアンテナの位置関係で偏波面 が変わるためで、異常ではありません。異常ではありませんので、NA1SSのコールサイ ンを呼ぶなどして、相手の受信状態を確認した上で、こどもたちの質問を再開してください。


  • 交信中、会場への音声の拡声で注意することがありますか。

  • 会場へ音声を拡声する場合、地上からの音声(子ども達の質問)には、特に注意して下さい。 無線機のマイクから会場の音声を拾い、ハウディングが発生します。この状態の音声が 国際宇宙ステーション側に送信されることになり、ステーション側で理解できなくなりま すので、注意して下さい。事前にチェックの上、ハウディングが起こらないことが確認で きない限り、子ども達の質問は、会場に流さないで下さい。


  • 交信中の音声の録音、写真の撮影、映像の録画について。

  • スクールコンタクト中のビデオ、写真そして音声ファイルを、ARISS、ARRL等のWeb に使用しますので、必ず録画、録音、撮影し提供して頂くようお願いします。なお、 頂いたビデオ、写真等は、NASA等のパンフレッドにも使用しますが、その都度掲載許可 の連絡はしませんので、掲載可能な形で記録して下さい。スクールコンタクトがNASAの教育 プログラムとして実施されている関係で、提供が実施の条件になっていますので注意 して下さい。


  • 電源容量、電源系統で何か注意することはありますか。

  • ARISS運用委員会としては、無線機とアンテナ制御用のローテーターおよびその制御用の PCをUPSでバックアップすることを薦めていますが、必ずしもUPSでバックアップしなく ても大丈夫です。ただし、交信当日は多量のAV機器を使用することが予想されるため 予め電源容量を確認して頂くだけでなく、できれば無線機、アンテナ制御用のローテー ターやその制御用のPCはAV機器とは別系統で取るなど、不測・フ事態に・えて下さい。


  • 交信終了後、何かすることがありますか。

  • 交信が終わりましたら、交信結果を運用委員に連絡するとともに、交信終了後、・Q4時間 以内に音声ファイル、写真3,4枚(1Mピクセル以上)を、送って下さい。また1週間 以内にNASAのWebサイトでNASAに報告をして頂きます。この報告が無いと、今後のNASA の協力が得られなくなり、スクールコンタクトが行えなくなりますので必ず報告して下 さい。


  • 交信終了後の運用委員への報告は、何を報告するのですか。

  • 交信が正常に行われたのか、トラブルがあったのかを運用委員会に報告して頂きます。 この報告で、何人質問したのか、何問質問したのか、聴衆は何人来ていたのか(父兄 等関係者、一般の別)、テレビ等メディアは何社来ていたのか(メディア別で)を知 らせて頂きます。


  • 交信終了後のNASAへの報告は、何を報告するのですか。

  • 基本的には、上記運用委員会への報告と同じですが、それ以外に、このプログラム( ARISSスクールコンタクト)に対するアンケートと感想をお願いしています。 この報告が無いと、今後のNASAの協力が得られなくなり、スクールコンタクトが行えな くなりますので必ず報告して下さい。報告 は交信後1週間以内に安田宛に送ってください。


  • 交信終了後、写真、音声、映像の提供について。

  • 交信終了後、スクールコンタクト中のビデオ、写真そして音声ファイルを、ARISS、 ARRL等のWebに使用しますので、掲載許可を頂けるものを送って下さい。 音声ファイル、写真(1Mピクセル以上)は、交信終了後、24時間以内に送って下さい。 なお、頂いたビデオ、 写真等は、NASA等のパンフレッドにも使用しますが、その都度掲載許可の連絡はしませんので、 これらを含めて、掲載可能なものを送って下さい。これは、スクールコンタクトがNASAの 教育プログラムとして実施されている関係で、実施の条件になっていますので注意して下 さい。協力頂けないと、今後のスクールコンタクトが実施できなくなりますので注意 して下さい。


  • K-12て、何ですか。

  • 概ね18歳以下の生徒、学生を対象とした教育制度を表します。米国での表示ですので 日本とは少し異なりますが、Kが幼稚園を・\し、数字が学年を示します。K-12とだけ書く場 合は、幼稚園から小中高等学校全体を表します。1から6が小学校、7から9が中学校、10 から12が高等学校と読み替えて下さい。


  • スクールコンタクトの交信を受信したのですが、SWLカードは貰えるのでしようか。

  • 日本国内で行われましたスクールコンタクトに関しては、受信報告をSASEでJARLの国際課ARISS担当に送って頂ければ、SWLカードの発行をします。


  • 国際宇宙ステーションと交信もしくは信号を受信したのですが、QSLカードもしくはSWLカードは貰えるのでしようか。

  • 貰えます。下記の要領でJARLの国際課ARISS担当に請求して下さい。

    交信対象は音声によるQSOおよびパケットのデジピートです。受信については音声の 受信またはパケットの受信(デコード、ビーコンを含む)となります。 SASE(80円切手貼付)を同封(外国からの場合はIRC二枚)して次の内容を明記して 申請してください。(用紙は自局のQSLカード、レポート用紙等に記載)

    1.交信/受信した局のコールサイン
    2.日時
    3.周波数
    4.RS
    5.モード
    6.自局のコール、氏名、住所

    宛先:
    〒170-8073東京都豊島区巣鴨1-14-5
    日本アマチュア無線連盟
    「JARL国際課ARISS担当」宛


  • 臨時局で、記念QSLカードの発行ができますか。

  • 臨時局の有効範囲内であれば、スクールコンタクトの啓蒙を兼ねて、スクールコンタクトを 記念したQSLカードの発行等の通常のQSOも可能です。ただし、臨時免許の免許範囲に限ります (臨時に開設するアマチュア局で、HF等で交信出来ますか。 を参照のこと)。なお・A記念QSLカードは、JARL経由で発行できます。( 臨時局との交信のQSLカードは貰えるのでしようか。を参照のこと。)


  • 臨時局との交信のQSLカードは貰えるのでしようか。

  • スクールコンタクトの臨時局は、スクールコンタクトの啓蒙を兼ねて、交信を記念した QSLカードの発行等の通常のQSOが行われることがあります。このQSLカードの扱いについ ては、交信相手の指示に従って下さい。



  • 臨時局のQSLカードをJARLで転送できますか。

  • 第462回のJARL理事会(平成15年9月27日、28日開催)でJARL経由で転送が認められましたので、 構成員がJARLの会員でなくてもJARL経由でQSLカードを発行できます。ただし、JARLの記念局と 同様に、会員には転送されますが、相手からのカードは回収出来ませんので注意して下さい。


  • JARLでの転送手続きは、どのようにするのですか。

  • 下記の情報を、JARLの会員課へ連絡し、手続きをして下さい。
     ///// ARISS局用 ////////////////////////////////////////////////
     ●ARISS局QSLカードの受付申請について  ←Emailなどの件名です。
    
         申込日:平成 年 月 日
         申込される方のお名前(フリガナ):
         申込される方のコールサイン  :
         申込される方の日中電話連絡先 :
    
     (1)記念局等の正式名称(フリガナ)
     (2)記念局等のコールサイン
     (3)記念局等の代表者の氏名(フリガナ)・コールサイン
     (4)記念局等の無線局免許状の代表者所在地
     (5)QSL預け入れ開始の希望日
     (6)連絡担当者の〒住所
     (7)連絡担当者の氏名(フリガナ)・コールサイン
     (8)連絡担当者の電話番号(日中連絡可能なもの)
    
     /////////////////////////////////////////////////////// 以上 /////
    



  • スクールコンタクトに関するメーリングリストはあるのですか。

  • 当Webサイト上にはMLを開設していませんが、 JAMSATが開設していますMLの内のARISSを使用して頂ければ、当方からも回答させて頂 きます。参加方法につきましては、JAMSATのMLのページを参照して下さい。また、Weblogも開設していますので利用して下さい。


    2023年06月16日更新
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    安田 聖(やすだ さとし)7M3TJZ
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