 |
愛知 |
 | 
万博会場と宇宙ステーション間で無線交信
名大で児童ら8月の実施へ初研修会
愛・地球博(愛知万博)会場と国際宇宙ステーションを無線交信で結ぶプロジェクト「スクールコンタクト」の第一回研修会が五日、名古屋市千種区の名古屋大野依記念学術交流館であり、子どもたちが無線の仕組みを学びながら宇宙飛行士との会話に夢を膨らませた。 (関口 威人)
日本アマチュア無線連盟が万博協会などと協力。米航空宇宙局(NASA)の教育プログラムの一環として八月下旬、公募の子どもたちが地上約四百キロメートルで建設中の国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士との無線交信を試みる。同連盟によると、日本の無線家との交信は二〇〇一年に初めて成功し、今回のプロジェクトが十三例目になる予定。
この日は公募の小中学生と保護者十九組四十二人が参加。県内を中心に岐阜や三重、東京からも宇宙や無線に関心のある子どもたちが集まった。
一橋大教授で日米間の調整役を務める安田聖さん(57)が、プロジェクトの趣旨や過去に行われた無線交信の例をビデオなどで紹介。宇宙飛行士との会話をイメージした子どもたちは「鳥は宇宙船の中で飛べますか?」「月にうさぎはいますか?」などのユニークな質問を考えた。研修会は七月末まで計四回開かれ、英語での質問の仕方や無線の操作を学ぶ。
ご質問・お問い合わせ - 著作権 - 個人情報 - リンクCopyright (C) 1995-2005,The Chunichi Shimbun,
All Rights Reserved. 本ページ内に掲載の記事・写真などの一切の無断転載を禁じます |