12.子供達の文集
執筆担当 子供OP
2001.11.23(金)ARISS計画記録集
JK1ZAM:入間市児童センター無線クラブ
無線交信をしたOP(オペレーター)の子供達が当日を思い出し記してくれました。その感動文をもとに鈴木さん(JG1CJQ)にTXTファイル変換して頂き、ここにアップ出来ました。子供達のプリムティブな感激や心に焼付いた感動を読むと、未来に向けた明るいエネルギーを感じ、私達まで勇気づけられる気がします。あらためてARISS計画の価値を認識いたします。 *以上記述:江成(7M2MJM)
1.「一生の思い出」 池田ちひろ(小学校5年) |
2.「がんばるゾ」 坂本岳也 (小学校5年) |
3.「ラッキーな思い」 澤田恵梨子(中学校1年) |
4.「宇宙が近づいた」 宇土真奈美(中学校2年) |
5.「英語が伝わった」 関口 玲 (中学校3年) |
6.「一生のうち一度」 杉永尚子 (中学校3年) |
7.「無線交信のだいごみ」 坂本 玲 (中学校3年) |
8.「自慢!です」 市川和宏 (高校2年) |
1.「一生の思い出」 池田ちひろ(小学校5年)
私は、まだ宇宙にいる人と交信したという実感がありません。初めひ
かえ室で待っていたら きんちょうしてたか、足や口がすごいふるえ
て、「ちゃんとできるかなあ....」と思ったりしていたら、さわ
田さんがいっしょにいてくれたり話してくれたりして、少し、きんち
ょうがとれて安心しました!..が!チャールズ先生が来て、リハー
サルをやっていたら、何度も間ちがえて、はずかしかったです。
始まる時間になり、ひかえ室を出たらきんちょうが最高まで上がって
、どーしよーとおもっていたけど、妹がかいだんの上から私と目が合
うと「スマイル、スマイル」と合図してくれて少し、安心しました。
交信が始まり、さわ田さんたちがやり、次に私のばんになりました。
私がしゃべってちょっとまち、答えが来るのを待ってたら、すごくキ
レイな声でながれたので、「私の英語でもちゃんと わかるんだ」と
思い、とてもうれしかったです。
交信が終わりインタビューがあったとき頭が真っ白になって、言った
言葉がおぼえてなくて、よく分からなかったけど私は、ちょっとだけ
有名人になれた気がしてうれしかったです。
学校に行くとクラスメートが「池田さん昨日テレビで出ていたでしょ
うーすごいねー」とか、校長先生も「池田さんすごかったね、今度、
校内放送でビデオをながすね」と言ってビデオをながしてくれたりし
て本当にうれしかったです。
これで私の一生の思い出ができ、またこういうことをこれからいっぱい
けいけんしたいと思います!
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2.「がんばるゾ」 坂本岳也(小学校5年)
ぼくは夜8時くらいに一人でバスにのり児童センターへ行きました。
そうぞう以上にたくさんの人がいたのでびっくりしました。テレビの
カメラがあったので「こんな話きいてないよー」と思いました。役員
の小林さんと最後の打ち合わせをしました。そして交信10分前ぼくた
ちはたくさんのメディアの人たちのカメラのフラッシュの中から無線
機の方へならびました。ぼくは「こんなにたくさんの人の中だとはず
かしいな!こんなに写真をとられてるし」とはずかしい気もちになり
ました。
そして交信のじゅんび「スタンバイ」と言ってドキドキしてしずかに
していました、そして、宇宙飛行士から返事がきたので大ぜいの人か
ら拍手がきました。ぼくは、「よーし、がんばるゾ」と少し気合いがは
いりました。
1、 2番目の人が終わってぼくのばんがきました。目の前にカメラの
フラッシュがピカピカと目にとびこんできました。交信の間は何がなん
だかわかりませんでした。そして交信が終わった時、心がスーとしまし
た。そのあとテレビきょくや新聞記者の人からインタビューをされまし
た。なんていったらいいのかわからなくて「どきどきしたけど良い思い
出になりました」と言いました。そのあと、ひかえしつで「かんぱい」
をしました、その後お母さんとかえりました。ほんとうにいいおもいで
になりました。ナサの人や児童センターの人、メディアの方々ほんとう
にありがとうございました。
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3.「ラッキーな思い」 澤田恵梨子(中学校1年)
11月23日の夜児童センターで、沢山の人の協力の中で関東地方の
上空を通過する宇宙ステーションと交信しました。
その夜9時ごろ家の人に送られて児童センターへ行きました。そんな
時間児童センターへ行くのは始めてだったのでワクワクしながら入館
しました。しかし交信場所は無線室ではなく広いホールに器材が準備
され大勢の人たちがいて、少しづつ緊張していきました。
交信開始直前になると一番目の質問者だったのでさらに緊張しました。
そして交信の言葉は英語だったのですが、あまり得意でないので恥ず
かしかったのですが、カルバートソン船長はすぐ返事をくださったので
、嬉しかったです。
アマチュア無線で宇宙船と交信できた事にとても驚きました。
このような事業に参加する事、自分のききたかった質問に直接答えて
もらった事、二回も質問させてもらった事、どれもとてもラッキー
だったと思います。
今だに宇宙との交信の実感は湧いていませんが、特別な体験をするこ
とができ、児童センターの方や、無線クラブのボランティアのみなさ
ん、本当にありがとうございました。
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4.「宇宙が近づいた」 宇土真奈美(中学校2年)
交信をする前は「宇宙と交信したらどんなふうに聞こえるのだろう」と
とてもドキドキしていました。「宇宙は遠いからもしかしたら何も聞こえ
ないかも」という不安な気持ちもありましたが、初めての体験に期待す
る気持ちが大きかったです。
交信が始まってすぐに英語でしゃべっている男の人の声が聞こえたので
驚きました。周りの大人の人が喜んでいたので、これが宇宙飛行士の人
かと、思いましたが"宇宙は遠い"というイメージから信じられませ
んでした。宇宙と交信しているのにいつもの交信の様子とたいして変わ
らなかったので初めは期待外れで少しガッカリでした。でも、時間が経
つにつれて段々と実感がわいてきて、「宇宙はけっこう身近なものなん
だな」と感じるようになりました
。
自分が英語でした質問を宇宙飛行士が答えてくれるなんてすごいことだ
ったんだと、交信が終わった後に思いました。
何ていう答えが返ってきたかはほとんどわからなかったけど、宇宙飛行
士と話せたと思うととても嬉しいです。
最近は日本でも2人目の女性宇宙飛行士が誕生して宇宙がどんどん身近
に感じられるようになったけど、私は宇宙ステーションと交信したこと
で、ぐっと宇宙が近づいたような気がします。そして前以上に電波の力
ってすごいと思いました。
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5.「英語が伝わった」 関口 玲(中学校3年)
「国際宇宙ステーションと交信」をして一番うれしかったことは英語
が伝わったことです。私の言った質問を聞いて答えが返ってくるのが
とてもうれしかったです。
しかし、交信しているときは宇宙と交信しているという実感がわかな
くて(英語を話すのに夢中で)緊張ばかりで交信そのものに喜びはあ
まり感じられませんでした。(感じるひまがなかった)
ほんの一言でしたが、日本初のこんなにすばらしいことに参加できて
本当に良かったです。宇宙飛行士の気持ちなど普段わからないような
ことまでわかりとても勉強になりました。そして一つ後悔したことが
あります。それは英語です。もっと勉強していればもっとうまく言え
ただろうし、答えが聞き取れたかもしれないからです。これからは、
英語の勉強をがんばっていきたいと思いました。
この事はきっと死ぬまで忘れない私の15歳のすてきな思い出となり
ました地球上にはいない人と話すという経験ができて本当に良かった
です。でも「しし座流星群はどのように見えたか」という質問には何
個見えたじゃなくて、雨のようとか、様子を表した答えが欲しかった
です。
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6.「一生のうち一度」 杉永尚子(中学校3年)
国際宇宙ステーションの方と交信して、私はとても良い体験をしたな
...と思いました。最初は本当につながるのかとても不安だったけれ
ど、つながった瞬間は、とても感動し、それと同時にうれしく緊張し
てました。「一日をどう過ごすの?」という質問だったんですが、何
度も何度も練習しました。
そして私の順番がきて、質問した時、ちゃんと伝わったかな??と
とても不安になったけど、宇宙ステーションの方から返事がきけた時
は、英語で何を喋っているのか私には理解することはできなかったけ
れど、とてもうれしかったです。10分程度の時間がとても長く感じ
ました。
このようなことは一生のうち一度きりしかできないか...。
ということだと思うので、今回できて良かったです。すばらしい機会
を与えてくださってどうもありがとうございました。
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7.「無線交信のだいごみ」 坂本 玲 (中学校3年)
今回の交信は自分にとって人生上とてもよい経験となった。今回学ん
だことは国際交流のよさである。英語も学校で習っていたのでわから
ないことはなかった。無線交信のだいごみというものを改めて知った。
3年ぶりの交信だったがうまくいった。受験勉強やら何やらで忙しか
ったが全てをできるかぎりこなす事はできた。
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8.「自慢!です」 市川和宏 (高校2年)
なんといっても、日本初!,NO1。
交信日当日のカメラの山とギャラリーの人数。あれを目前で見たとき
には、緊張しました。でも宇宙ステーションに電波が届いた時には、
喜んでしまいました。
いざ自分の交信する番が来て、自分の質問が相手に伝わってくれるか
心配だったけど、回答が返ってきた時には、心の内で喜んでいました。
交信しおわった時にはノイズがはいっていないせいかもしれないけど
宇宙と交信した実感ありません。どちらかというといつも交信している
身近な人と交信しているように感じました。
「宇宙ステーションと英語で日本で初めて交信したぞ!」これが永年の
思い出、自慢!です。
また交信できる機会があれば日本人と交信したいとおもいました。
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