プラネタリウム番組
入間と世界のおともだち
入間の星をさがしにいこう!
ご招待、サン・ムーンシティーのふしぎな旅
【入間と世界のおともだち】(一般番組)
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<小学校4年生理科学習番組> 入間市児童センター・プラネタリウムでは企画・構成からテーマソングまですべてオリジナルの本格的なプラネタリウム番組を制作し投影しています。 この番組は、平成11年末、国際天文学連合より正式認定された実在の星、小惑星「Iruma」を話題として取り上げ、小学校4年生理科の学習性を高めたプラネタリウム番組です。 なお、平成14年より実施される学習指導要領では、理科の天体学習は小学校4年のカリキュラムとなると共に、プラネタリウムなどの社会教育施設の積極的利用を進めています。 <番組内容> <投影期間>
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【ご招待、サン・ムーンシティーのふしぎな旅】(天文クラブの作品)
☆児童センター天文クラブ作品の紹介をします。なお、下記の文章は星ナビ2001年12月号掲載41ページ「people」原稿(担当ライター:渡邉陽一氏)から引用いたしました。
−−−<<私たちみんなでプラネタリウム番組を作りました>>−−− 物語は主人公の「さだこ」とその子ども「ベイビー」が、ある星の「サン・ムーンシティー」という町に招待されることから始まる。招待したのは宇宙人のダンディーとカプセル。4人はさらに他の星に旅して、夜空の星座を満喫する。最後にお土産をもらって「さだこ」たちは地球に帰ろうするが……。頭のカタい大人にはマネのできない奇想天外なストーリーは、子どもたち手作りのほのぼのとした雰囲気の中で進んでいく。 「残念ながら5月5日のこどもの日だけの投影なんです。他の日にもやってほしいというリクエストはあるんですけどね」入間市児童センター職員の佐藤直人さんは、同センターの天文クラブに集う子どもたちがつくった番組についてこう話す。 現在、天文クラブには20人の子どもたちと、その活動を支えるボランティアも20人近くが在籍している。クラブが自主的にプラネタリウム番組の制作を始めたのは平成11年度の活動から。当時の中学1年生を中心に「勇者ペルセウスのぼうけん」を制作し昨年のこどもの日に投影した。 「去年の番組は2人の女の子が主人公で、穴に落ちて異次元の世界に行っちゃうお話しなんです」SFが好きという浅井美紀さん(中3)は初めて制作に参加した番組を振り返った。 「でも、その物語とは別に星座の神話もあって、なんか話のつながりが悪かったんです」昨年の番組の反省点を話してくれたのは、浅井さんと一緒に番組づくりに携わった上田恵梨香さん(中3)。上田さんは、田舎に行って満天の星空を眺めるのが大好きだ。 天文クラブでは昨年に続き、今年のこどもの日に投影された「ご招待 サン・ムーンシティーのふしぎな旅」という番組をつくった。浅井さん、上田さんと、同じ中学校に通う同級生2人も加わり、4人が中心となって番組の企画から練り始められた。 「まずキャラクターを決めました。友だちが描いた絵をもとにしたんです。それは、テレビ番組に出ていたトカゲがヒントになってたと思います」キャラクターデザインから脚本、絵コンテ、作画、そして声優の役まで、すべてを天文クラブの子どもたちが手分けして作業した。録音やビデオの撮影、編集など子たちのサポートではクラブの顧問でもある佐藤さんほか、ボランティアスタッフが活躍した。 「サン・ムーンシティーの町の建物を考えるとき、図書館に行って建築の本とか、いっぱい見て考えたんです(上田さん)」 サン・ムーンシティーの中心的な建物は、東京大学の安田講堂がモデル。それをアレンジし、輝く太陽と三日月のシンボルマークをつけた。このマークが、町の名前の由来となった。建物を増やし、プラネタリウムの地平線を取り囲むように映し出される「町並み」の絵も描いた。長さおよそ4メートルの大作だ。 「町並みが映し出されたとき『よかった』と思いました。苦労したかいがありました(浅井さん)」 録音には小学生も参加した。池田ちひろさん(小5)はおとめ座の神話「かなしみの女神デーメテール」のナレーションを担当。「何回も間違えて、次に読む人に迷惑をかけちゃうと思ってドキドキしました」学校では放送委員を務め、将来はアナウンサー志望だ。 また、鈴木龍太くん(小6)は、からす座の神話「うそつきカラス」のナレーションを担当した。鈴木君は昨年も番組に参加し、異次元に住む、アンドロイドの声を演じている。 「(緊張して)ときどき、自分がどこを読んでいるのか分からなくなりました。でも、去年よりはいくらか慣れたけど」 天文クラブの子どもたちと、それを支援するボランティアたちの合作は、昨年8月末から今年3月の試写会まで7か月の月日を経て完成。今回の作品はプラネタリウムで投影されたほか、ビデオ化され制作に携わった人に配られた。 来年、浅井さんと上田さんは中学を卒業し、天文クラブを去る。高校生になってもボランティアとして天文クラブにかかわるかどうか聞くと、「まだ、そのときになってみないと分かりません」とのこと。これからも2人には、天文の他にもやりたいことがたくさんあるようだ。 |
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